当社では、環境影響評価(環境アセスメント)における植物、動物、生態系の項目について、それぞれ専門のスタッフが対応しています。現地調査をはじめ、文献調査、予測・評価、保全対策の検討など、環境影響評価全般について多くの経験を有しています。
現地調査では、適切な時期に適切な手法により、効率的かつ効果的な調査が実施できるように心がけています。生息生育の可能性のある貴重な動植物については、事前に分布や生態等に関する情報を収集整理し、記録の取りこぼしがないよう徹底しています。
予測・評価では事業特性と地域特性を十分に理解した上で、適切な手法により実施することを心がけています。一般に定性的な予測・評価が多いなか、当社ではGIS(地理情報システム)などのツールを用いて、事業による影響を可能な限り定量的に把握することに努めています。例えば猛禽類の生息域の面積変化、生息可能域の抽出、餌量の変化などによる予測・評価を挙げることができます。
保全対策の検討では、動植物調査など約40年の実績と経験をもとに、さらに最新の知見を取り入れ、確実性および実現性の高い手法を提案します。
植物、動物、生態系の項目については、方法書、準備書、評価書等の作成にも対応しています。調査や予測・評価の結果を報告書としてとりまとめるに当たっては、客観性、透明性、わかりやすさをモットーに、誰が読んでも理解できる報告書づくりを心がけています。